ある日ニニギが散歩していると、そりゃもう美しい姫に出会いました。

あまりの美しさに一目惚れ。

ニニギ「あなたはどこの娘さんですか?」

娘「私はオオヤマツミ(神生みで生まれた山の神)の娘で、コノハナサクヤと申します。」

ニニギ「結婚してください!!!」

コノハナサクヤ「一人じゃ決められないから、父に相談させてください…」

使者をオオヤマツミのもとへ向かわせ、結婚の許しを得ようということになりました。

使者の話を聞いたオオヤマツミは大喜び!

なんてったって相手は天孫ですからね。

嬉しくなったお父さんは、

「姉のイワナガもセットで一緒に嫁がせちゃおー!!」

と言い出しました。

新居に来たイワナガをみて、ニニギはびっくり!!

岩のようなゴツゴツとした顔で、コノハナサクヤとは似ても似つかぬ容姿。

面食いですから、ニニギ

イワナガオオヤマツミのもとへ返してしまいました。

実はこの姉妹セットには大きな意味があったのです。

コノハナサクヤを妻とすれば、花のように美しく栄える。

イワナガを妻とすれば、岩のように揺るぎない永遠の命が手に入る。

そんな山の神のご好意だったのですが…

ニニギイワナガを突き返してしまったので、天つ神の御子の寿命は、花のようにはかないものとなってしまいました。

このエピソードによって、神の御子は寿命を与えられてしまい、より『人』へと近づきます。

なんとか無事にコノハナサクヤとの新婚生活を始めるニニギ

しかしあれこれ忙しく、愛妻との時間はたったの一夜だけ。

しかしなんと、

コノハナサクヤ、ご懐妊〜!!!!

たった一夜の交わりですからね。

言っちゃったんですよ、ニニギ

って…

さてどうなるこの夫婦!!

やばいっしょ、ニニギ!!!

激しい乙女の怒りが爆発するお話はまた次回!