たった一夜の交わりで妊娠したコノハナサクヤ。

そんな彼女に向かって、ニニギは疑いの目を向けます。

いつの時代も聞く話。

ダメなやつ。これは言っちゃダメなやつ。

当然怒るコノハナサクヤ。

「はー???なら証明しますから!あなたの子だって証明しますから!!!」

どうしたかというと…

「偉大な神の子なら、どんなことあっても無事に生まれるでしょうから」

そういって、産屋に火をつけその中で出産したのです。

いや、危険!!怖い!!!

コノハナサクヤがなぜ浅間神社の御祭神かわかりますか?

オオヤマツミの娘だから?はい。

それだけじゃなくて、浅間神社は富士山を祭る神社。

当時の富士山は活火山。

そう、火を吹く山の神、コノハナサクヤ。

燃え落ちそうな産屋から聞こえる赤子の声。

コノハナサクヤは無事に三人の御子を生みました。

ニニギも奇跡を目の当たりにしたからか、妻の気迫に負けたのか、ちゃんと自分の子だと認めたそうです。

この三人の子のうち二人が、『海幸彦』『山幸彦』と呼ばれるホデリとホオリ。

浦島太郎的な息子たちの物語は、また次回。

(また宮崎だよ!!)