オオクニヌシは、どんどん勢力を拡大。

たくさんの妻を娶り、多くの子を持ちました。

そんなある日

御大之岬(みほのみさき)で、海の彼方からやってくる神と出会いました。

その神様はガガイモ(芋じゃないらしい)の船に乗り、蛾の皮で作った服を着ています。

蛾…

名前を聞いても、何も答えません。

他の神様に聞いても、知りません。

ヒキガエルに聞くと、『クエビコなら知ってるかも』と言います。

(クエビコとは案山子(かかし)のこと。)

クエビコに尋ねると、

「この方は神産巣日神(かむむすひのかみ=天地初発のあと3番目に現れた神様。)の息子さんである、『スクナビコ』様ですー。」

と答えました。

オオクニヌシが高天原の神産巣日神に尋ねてみると、

「いかにもいかにも。そいつは私の子だ。

手の指の間から生まれたんだよ。

二人で一緒に、国づくりをしなさい。」とのこと。

相棒を得たオオクニヌシ

二人は二人三脚で一緒に国づくりを進めます。

しかしその道半ばにして、スクナビコはなぜだか常世の国へと行ってしまいました。

いろいろな神と協力しながら国を作ってきたオオクニヌシ

(この辺の話はざっくり省略)

そしてついに…

葦原中国(あしはらのなかつくに)を完成させました!!

芦原中国は、豊かに栄える、いい国となりました。

そんな国を、天上から眺める視線が…

続きはまた!