スサノオ、荒くれる。

日本神話

さて、父神の命を無視し、泣きわめき続けたスサノオ。

ついに、追放されてしまいました。

スサノオ、姉に会いに行く

母に会うための旅に先立ち、高天原(たかまのはら)にいる姉に会いに行きました。

荒ぶる神がぷんぷん怒って天に舞い上がるものですから、山も川もガタガタと揺れ動いたそうです。

高天原にいるアマテラスはその様子を見て、

「弟は何か悪いことを企んで、私のところに来るのかも…まさか国を奪う気???」

と思い込み、完全武装で弟を出迎えることにしました。

髪を左右に分けて耳あたりで束ね、(みずら、という男性の髪型)

八尺勾玉(やさかのまがたま)を通した飾りを手に巻き、

たくさんの矢を弓を持ち、完全な臨戦態勢。

盛大なるきょうだい喧嘩

ア「貴様、なんで高天原にきた??」

ス「母に会いたいと泣いてたら、怒った父に追放されちゃったのさー。

  姉さんにはさよなら言いにきただけですよー。」

ア「あなたが嘘ついてないって、どうやって信じることができるの!?」

ス「じゃ、『誓約(うけい)』して子を生みましょうよ!!」

『誓約(うけい)』というのは、あらかじめ決めた通りの結果が出るかどうかで吉凶を占うやりかたです。

誓約(うけい)

はじめにアマテラスがスサノオの『十拳剣(とつかのつるぎ)』を手に取ります。

剣をバキバキに折って、噛み噛み噛み噛み…

息を吹き出すと、三柱の女神が生まれました。

つぎにスサノオが、アマテラスの勾玉を受け取ります。

噛み砕き、同じように息を吹き出すと、五柱の男神が生まれました。

五柱の男神は、アマテラスの持ち物から生まれたので、アマテラスの子

三柱の女神は、スサノオの持ち物から生まれたので、スサノオの子、となるそうです。

(ちなみにこの三女神は宗像三女神。世界遺産になった沖ノ島等に祀られています。)

スサノオ、調子に乗る

ス「俺の心が清らかで明るいから、女神が生まれたんですよ、姉さん。」

と勝ち誇ったスサノオ。

案の定調子に乗って、

高天原の大切な田の畔を壊すし、

神聖な御殿に糞を撒き散らすし、

機織り部屋の屋根に穴を開けて、皮を剥いだ馬を投げ入れるし、

そのせいで機織女が驚いて、梭(ひ:機織りの道具)で陰部を突き刺して死んでしまうし、

もう悪態は止まるところを知りません。

途中までは何とか弟を庇おうとしていたアマテラスでしたが、

さすがにもう我慢できなくってしまい…

『天の石屋戸(あめのいわやと)』を開け、

洞窟の中に引きこもってしまいました。

太陽の神様であるアマテラスが岩戸に引きこもってしまったことで、

世界は闇に包まれます。

多くの災いが起こる、暗黒の世界の訪れです。

果たしてこの先、どうなってしますのでしょうか…

続く。

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